3年生・前期

SUB-SPECIALTY
COURSE 01

エコー講座

講師:木全健太郎先生
柔整科教員

エコーを利用し
骨・筋肉の状態について学ぶ

こんな人におすすめ!

3診の答え合わせをして、
診立ての精度を上げたい人に

エコー(超音波)検査は、体の内部の状態がどのようになっているかを、痛みや放射線による被爆の心配もなく、リアルタイムに把握することができる検査です。

我々の治療の現場では通常、問診・視診・触診の3診によって、病態を判断し施術しているわけですが、エコーによる観察をプラスすることで次のようなメリットを得ることができます。

  • 怪我や痛み等がある部分の内部の状態を観察することで、病態に合わせた施術法が行える
  • 同じく病態の経過観察を行うことで異常がある部位に対してより正確なアプローチが可能となり、より早く、より的確に治癒に導くことができる

ただ、講座を受ける生徒は、怪我等をしていない場合がほとんどなので、まずは「正常だったらどう見えるのか」を知ってもらい、損傷した際との見え方の違いを分かるようになることをめざします。

狙い通りの部位を正確かつクリアーに見えるよう操作するのは簡単ではありません。レントゲンと違って見える範囲が限られているので、局所の解剖が頭に入っていないと、どこを映しているのかわからなくなり、正確な観察ができず、嫌になってしまうこともあるでしょう。

本講座では、そうした操作にも慣れてもらい、エコーの面白さを知ってもらいたいとも思っています。

「一番面白いのは、3診による診立てがあっているかどうかを、実際の画像による確認で『答え合わせできること』と木全先生。

人体は十人十色。エコーを通して、教科書だけではわからない個別の解剖の状態を知り、将来開業した際の実践に役立つ知見を身に着けてください。

木全健太郎先生