本科(あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう科)

本科あん摩マッサージ指圧、
はり、きゅう科

あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家試験受験資格が得られる総合学科です。3つの資格はいずれも子どもから大人、高齢者まで、スポーツから美容、婦人科や慢性疼痛ケアなど、幅広い年齢層を相手に、多彩な分野での活躍が期待できる、有望な国家資格です。本科では、それぞれの相乗効果を応用したカリキュラムを導入しており、臨床経験豊かな講師陣のもと、卒業時点で独立開業が可能なプロフェッショナルに育て上げることをめざして、実践的な学びを提供しています。

この学科で取得可能な資格

あん摩マッサージ指圧師 (厚生労働大臣・国家資格)
はり師 (厚生労働大臣・国家資格)
きゅう師 (厚生労働大臣・国家資格)

この学科の入学データ(2019年度入学生)

男女別
年齢別
学歴別

課程学科

課程学科・募集定員・修業年数・入学資格は次の通りです。(週5日制)

課程 医療専門課程
学科 あん摩マッサージ指圧・はり、きゅう科(本科)
授業時間 9:10〜14:30
募集定員 70名
修業年数 3年
入学資格 高等学校卒業

※学校行事(解剖見学実習・球技大会等)により、授業時間を一部変更して実施することがあります。
※入学資格は、高等学校卒業(旧制中学校卒業及び文部科学省令により高等学校卒業と同等以上の学力を有すると認められた者を含みます)以上です。

本科の実力教員たち

1本の鍼、1壮のお灸、自身の手だけで、
人を元気にできる仕事です

本科・専科教員伊藤 奨(いとう すすむ)

あえてアナログ授業。その代り書いて覚えた人は合格します
国家試験
対策補講

あえてアナログ授業。
その代り書いて覚えた人は合格します

本科・専科教員二村浩之(にむら ひろゆき)

名前を呼ばれる仕事がしたかった

大学卒業後はしばらく建築系の会社で営業職をしていました。でも、本位ではなかった。自分の名前ではなく、会社名で呼ばれるのがいやだったし、個人で、独立してできる仕事に就きたいと思っていたからです。仕事の候補をいくつかピックアップし、手に職がつくし、人体に興味があったので中和医療専門学校に入り、卒業後は、教員を目指しました。

東洋医学は「経験医学」

鍼灸治療の特色は「オーダーメイド」であることです。昨今、西洋医学でも「個別医療」の重要性が注目されていますが、東洋医学は昔から「個別」です。「病名」ではなく、患者さんの体質とか生活とか、トータルで把握しなければ治療できません。それには学校で教わる知識・実習だけでなく、「経験」が非常に重要になります。だから「経験医学」とも呼ばれます。

教わるだけの知識では、太刀打ちできないから、卒業しても、国家資格を取っても、開業しても、学び続ける姿勢が必要です。ですから、国家試験対策も、ただ覚えればいいではなく、腑に落ちて、後につながるように教えたいと思っています。楽しようと思っちゃいけない。

「腑に落ちる」には書くことが大事

「あえてアナログ授業に徹するのが僕のやり方です。イマドキないくらい板書する(笑)。スマホで撮って済ませる学生も多いですが、せっかくの覚える機会を逸しています、もったいない。あえて手を動かして写すことが重要なんです。解剖図だって、写真を見るだけでは理解できない。描いてみないとね。嫌がられますが、本人のためです。ちゃんとノートを取ってくれた人は、合格します」

先輩のアップデート・ストーリー

在宅の患者さんに、ハイレベルなリハビリを提供する社会貢献がしたい

在宅の患者さんに、ハイレベルなリハビリを
提供する社会貢献がしたい

本科3年生重光史郎さん

理学療法士として務めた後で入学

広島大学で理学療法士の免許を取得し、病院や訪問リハビリの事業所で10年ほど勤務した後、31歳でこの学校に入学しました。あん摩マッサージ指圧師の資格を取るためです。

訪問リハビリを一生の仕事として続けて行くには、理学療法士の免許だけでは難しいからです。開業するには、「ナースが3人いなくてはならない」という条件があるのでハードルが結構高い。でも、あん摩マッサージ指圧師の免許があれば、訪問マッサージで開業して、理学療法士としての知識とスキルも活かした仕事ができますよね。

大学を出て、最初に務めた病院では、骨折して入院して、治って、リハビリして退院したけど、3か月後にまた骨折して戻ってきてしまうお年寄りが沢山いました。理由を聞くと、家の中で転倒したとかいう方が多い。やはり理学療法士として、家庭での生活をしっかり見てあげて、ご家族に正しい介助やケアの仕方の助言もできる存在が必要だと思いました。

脈を測るだけで不調をピタリ

長年、医療系の現場での臨床経験がありますので、勉強はあまり難しくはありません。テスト前などは、年下のクラスメートに分からない所を教えてあげるなど、楽しくやっています。

クラスはみんな、仲がいいですよ。下は10代から上は50歳ぐらいまで、年齢層も幅広いし、僕のように医療関係で働いていた人や、柔道整復科を卒業してすぐに本科に入ったという人もいるので、話しが合わなくて困ると言うこともありません。学生と先生との距離が近いのも中和の特徴ですね。

授業で特に面白かったのは、東洋医学の「脈診」ですね。脈を測ることで、身体のどこが悪いとかを診察する技術なのですが、すごい。その日僕はたまたま胃の調子が悪かったのですが、先生からずばっと当てられてしまいました。隠していたのに。学びを通して、世界がどんどん広がって行くのを感じています。

カリキュラム

1年次のカリキュラム

基礎分野では、コミュニケーションスキルのベースとなる心理学、国際的な活躍を視野に入れた英語等を。専門基礎分野では、施術のベースとなる人体を知るための解剖学・生理学の習得を行います。また、専門分野では、東洋医学基礎概論・経絡経穴概論を通じ、東洋医学の基礎概念への興味と理解を深めます。治療術であると同時に哲学でもある、東洋医学の奥深さを実感してください。実技では、あん摩、はり 、きゅうの基本的手技を徹底的に反復練習することで、手技の完璧な体得をめざします。

基礎分野
  • 心理学 I
  • 心理学 II
  • 保健概論 I
  • 保健概論 II
  • 統計学
  • 英語 I
  • 英語 II
専門基礎分野
  • 解剖学 I
  • 解剖学 II
  • 解剖学 III
  • 解剖学 IV
  • 生理学 I
  • 生理学 II
  • 生理学 III
  • 生理学 IV
専門分野
  • 東洋医学基礎概論 I
  • 東洋医学基礎概論 II
  • 経絡経穴概論 I
  • 経絡経穴概論 II
  • 生体観察学
  • あん摩基礎実習
  • はり基礎実習 H
  • きゅう基礎実習 H
  • あん摩応用実習 I

2年次のカリキュラム

1年次で学習した基礎的な知識から発展し、病理学や臨床医学総論・各論を通じて、疾病についての西洋医学的な理解を深めていきます。医師との協力・連携による治療へのニーズが高まる昨今、これらは重要な知識です。さらに東洋医学の専門知識をより深化させると共に、臨床実習(患者さんに接して診察・治療を行うこと)を行うための「臨床実習入門」を通じ、実際の臨床への対応を習得します。臨床実習は1月より本校の附属治療所にて開始し、実際の臨床への対応に加えて、専門的な実技・知識の体得ができます。また、後期より卒業論文作成のための課題研究が始まります。

専門基礎分野
  • 運動学 I
  • 運動学 II
  • 病理学概論 I
  • 病理学概論 II
  • 臨床医学総論 I
  • 臨床医学総論 II
  • 臨床医学各論 I
  • 臨床医学各論 II
  • 臨床医学各論 III
  • 臨床医学各論 IV
専門分野
  • 経絡経穴概論 III
  • 経絡経穴概論 IV
  • 東洋医学臨床概論 I
  • 東洋医学臨床概論 II
  • 検査学概論
  • 現代医学臨床論 I
  • マッサージ基礎実習
  • 指圧基礎実習
  • 特殊鍼法H-I
  • 特殊鍼法H-II
  • あん摩応用実習 II
  • あマ指応用実習
  • はり、きゅう応用実習 H-I
  • はり、きゅう応用実習 H-II
  • はり、きゅう応用実習 H-III
  • 臨床実習入門 H-I
  • 臨床実習入門 H-II
  • 臨床実習 H
  • 東洋総合演習 H-I
  • 課題研究 I

3年次のカリキュラム

卒業まであと1年。プロとしての活動を視野に、2年間で習得した知識・技術を、「(各種)臨床論」を通して、より実践的に深めて行きます。近年、マッサージの分野で人気が高い「アロマテラピー」も学べます。また、臨床実習を行うとともに、本校学生の最重要課題である国家試験突破をめざし、国家試験対策授業に力を入れていきます。実技は応用実習や総合実習を取り入れ、より臨床に役立つよう進めます。また10月には2年次から続いている研究をまとめ、校内研究発表会を実施し、その成果を卒業論文集として収めています。

専門基礎分野
  • 運動学 III
  • リハビリテーション概論
  • 衛生学・公衆衛生学 I
  • 衛生学・公衆衛生学 II
  • 医療概論
  • 関係法規
専門分野
  • あはき理論 I
  • あはき理論 II
  • 現代医学臨床論 II
  • 現代医学臨床論 III
  • 現代医学臨床論 IV
  • 東洋医学臨床論 I
  • 東洋医学臨床論 II
  • 手技特講
  • あマ指臨床論
  • 総合臨床論 H-I
  • 総合臨床論 H-II
  • 社会あはき学
  • はり、きゅう応用実習 H-IV
  • はり、きゅう応用実習 H-V
  • 臨床実習 H
  • 東洋総合演習 H-II
  • 課題研究 II
  • アロマテラピー
  • はり総合演習 H
  • 基礎医学総合演習 H
  • きゅう総合演習

国家試験対策

本科の学生たちがめざすのは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家資格取得です。特に本校における、あん摩 マッサージ指圧師の国家試験合格率は、第27回国家試験(2019年2月)で現役合格率96.7%と高い数値を記録。その秘密は、西洋と東洋のいずれの医学にも精通した講師陣が、過去の国家試験問題などを多角的に検討し、解き方や要点などを徹底的に指導しているからです。3年次の12月からは各教室を20時まで開放して図書室と併せて自習の場とし、国家試験間近の12月上旬と2月上旬には模擬テストも実施。3年生全員の合格をめざして指導します。
・実技試験は本校を卒業することにより免除されます。 ・学科試験は毎年2月最終週の土曜日に「あん摩マッサージ指圧師」、日曜日には「はり師」「きゅう師」の国家試験が行われます。

あん摩マッサージ指圧師

本校合格率96.7%
全国合格率86.8%

はり師

本校合格率95.0%
全国合格率76.4%

きゅう師

本校合格率95.0%
全国合格率78.5%
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