教員研究活動

指導力の向上と医学発展への貢献めざして

「東洋医学は経験医学。経験を積むほど、もっと知りたくなる」――本校には、大学や講習会等に通い、自己研鑽に励む教員陣もいます。たとえば『愛知医科大学医学部解剖セミナー』には、柔整、鍼灸を始め理学療法、作業療法、看護、臨床検査などコメディカル系の教員および臨床家が数多く参加し、人体解剖を通して臨床解剖的な研究を行い、積極的に学会発表や論文発表を行っています。また『岐阜大学医学部』では、人体解剖を通して、基礎的な解剖学や効果的な教材の作成を目標に研究を行っています。こうした活動は、指導内容に深みを与え、医学の発展にも貢献しています。

実物を深く知ることが、
説得力ある授業につながっている

柔道整復科教員高橋 亮(愛知医科大学に研究員として在籍中)

柔整科で教えながら、愛知医科大学の解剖学講座で研究員をしています。教授の指導のもと、形状、機能などを中心に研究し、「親指の構造」をテーマに、学会発表などもさせていただいています。

柔整師は、全身の骨格、筋肉、関節、腱(けん)、靭帯(じんたい)といった運動器を扱う専門家です。しかし、実際の施術では、自分たちが治療している人体の内部を見ることはできませんし、教育の中でも、本物のご遺体を見る機会はほとんどありません。でも、たとえば授業で「長掌筋」について教えるとき、実物を見て知っている人間とそうではない人間とでは、説得力がまるで違う。教える側としての自信も違うと思います。

日本のはり灸教育は世界に誇れる。
これからも研究を続けたい

本科教員清水洋二(岐阜大学大学院・博士課程在学中)

岐阜大学に入る前は、藤田保健衛生大学(現藤田医科大学)で、婦人科学の研究をしていました。排卵障害がある女性は、ほとんどの場合、耐糖能異常(糖尿病予備軍のような状態)と男性化が見られることを突き止め、さらに、それらの症状に鍼治療がどう寄与できるかを研究し、論文にしたのですが、面白かったですね。まだ誰もしていないことですから。

岐阜大学では、盲学校の視覚障碍者教育の研究をしています。健常者とはだいぶ違う、教育技法が必要なんですよ。興味深いことに、全盲の方の資格教育として、マッサージ・理学療法は各国で行われていますが、はり灸が認められているのは日本だけ。障がい者を保護するだけでなく、自立への道を開く。日本の鍼灸教育の在り方は世界に誇れるものだと思っています。

研究活動一覧

木全健太郎, 高橋亮 他

肘関節内側側副靭帯横走線維の機能解剖学的考察(第3報).
第27回 日本柔道整復接骨医学会学術大会.2018.11.(愛知).ポスター

高橋亮,木全健太郎 他

母指伸筋腱脱臼のメカニズム-矢状索の解剖学的構造の観点から-.
第27回 日本柔道整復接骨医学会学術大会.2018.11.(愛知).口演

高橋亮,木全健太郎 他

母指矢状索の解剖学的検討−母指伸筋腱不安定性の病態解明に向けて−.
第123回 日本解剖学会全国学術集会.2018.3.(東京).ポスター

木全健太郎 他

肘関節内側側副靱帯の形態と機能の観点から
第25回日本柔道整復接骨医学会・学術大会.2016.11(宮城).講演
基礎医学分科会フォーラム
「内側型野球肘の損傷部位の同定は可能か?-筋腱・靱帯・骨軟骨の損傷を見分ける-」

高橋亮,木全健太郎 他

母指矢状索の機能解剖学的特性-「かたち」の違いから臨床的意義を考える-.
第121回日本解剖学会全国学術集会.2016.3.(福島).ポスター

木全健太郎,高橋亮 他

肘関節内側側副靭帯横走線維の機能解剖学的考察(第2報)-前斜走線維との関係について-
第24回 日本柔道整復接骨医学会・学術大会.2015.11(新潟). 講演

高橋亮,木全健太郎 他

母指矢状索に関する機能解剖学的および臨床解剖学的考察-中指矢状索と比較して-.
第74回日本解剖学会中部支部学術集会.2014.10.(金沢).講演

高橋亮,木全健太郎 他

母指および中指矢状索に関する組織学的および臨床解剖学的検討-伸筋腱脱臼との関連について-.
第23回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2014.11.(東京).ポスター

木全健太郎,高橋亮 他

肘関節内側側副靱帯横走線維の機能解剖学的考察-内側安定化への関与について-.
第23回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2014.11.(東京).ポスター

木全健太郎,高橋亮 他

腕橈関節滑膜ヒダに関する解剖学的・組織学的観察-難治性の肘関節外側部痛との関連について-.
第22回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2013.11.(東京).ポスター

高橋亮,木全健太郎 他

母指MP関節背側脱臼の変形メカニズム.
第22回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2013.11.(東京).ポスター

木全健太郎,高橋亮 他

肘関節内側安定化機構について−内側側副靭帯の後斜走・横走線維に注目して−.
第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2012.11.(福岡).ポスター

高橋亮,木全健太郎 他

母指MP関節過伸展損傷 〜ロッキングと垂直脱臼の相違について〜.
第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2012.11.(福岡).講演

鵜飼治孝,高橋亮,木全健太郎 他

柔道整復師養成校における解剖見学実習に対する試み
〜中和医療専門学校における『屋根瓦方式』の導入〜.
第21回日本柔道整復接骨医学会学術大会.2012.11.(福岡).ポスター

愛知 秀一 他

舟状骨の栄養血管−栄養孔分布域との関係について−
第20回日本柔道整復接骨医学会学術大会  2011.10

木全健太郎 他

肘関節内側側副靭帯横走線維に関する機能解剖学的研究
第20回日本柔道整復接骨医学会学術大会  2011.10

高橋亮 他

柔道整復師養成校における解剖見学実習事前指導の検討
第20回日本柔道整復接骨医学会学術大会  2011.10

木全 健太郎

解剖学的視点から得る臨床能力
〜後骨間神経麻痺を例にして〜
柔道整復基礎医学研究シンポジウム2011 2011.3

愛知 秀一

解剖学的視点から得る教育能力
〜舟状骨骨折と大腿骨頚部内側骨折を例にして〜
柔道整復基礎医学研究シンポジウム2011 2011.3

清川 朝栄 他

中和医療専門学校附属治療所における患者の動向
全日本鍼灸学会雑誌60巻5号 2010.11

清水 洋二 他

排卵障害女性の糖代謝及び月経周期に対する鍼の効果
医道の日本69巻10号 2010.10
第34回 代田賞奨励賞受賞

高橋 亮 / 嶋 彩香 他

大動脈弓最終枝としての右鎖骨下動脈の1例
日本解剖学会第70回中部支部学術集会 2010.10(岐阜)

嶋 彩香 / 高橋 亮 他

鍼治療における安全な刺入点の検討①〜大後頭神経の貫通部に注目して〜
日本解剖学会第70回中部支部学術集会 2010.10(岐阜)

愛知 秀一 / 高橋 亮 / 木全 健太郎 他

「大腿骨頚部内側骨折の理解に必要な局所解剖的所見」
「膝関節後外側支持機構の機能解剖学的考察」
第19回日本柔道整復接骨医学会学術大会(富山) 2010.9

高橋 亮 / 木全 健太郎 他

解剖画像教材を用いたコ・メディカル領域の臨床技能実習とその教育効果
第42回 日本医学教育学会大会 2010.7(東京)

高橋 亮/ 木全 健太郎 他

臨床技能実習は基礎医学知識の定着に有用か? -顎関節脱臼整復実習の追跡調査-
第42回 日本医学教育学会大会 2010.7(東京)

高橋 亮 / 嶋 彩香 他

日本人女性の1側に認められた縫工筋と大腿二頭筋短頭の破格
第115回日本解剖学会 全国学術集会.2010.3(岩手)

清水 洋二 他

不妊症、排卵障害に対する鍼灸治療による基礎体温の変動
全日本鍼灸学会雑誌60巻3号 2010.5

清水 洋二 他

塩化ナトリウムのラット胎仔体重への影響
日本産婦人科学会雑誌62巻2号 2010.2

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