
柔整科教員愛知 秀一(あいち しゅういち)
経歴
1990年 日体柔整専門学校 卒業
1990年 中和鍼灸専門学校(現 中和医療専門学校)本科 卒業
2000年 柔道整復師専科教員講習会 修了
2000年 中和医療専門学校教員就任
現在に至る
あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師または柔道整復師をめざした理由
体育大学在学中に自分自身がケガをしたり、友人のケガを目の当たりにした際、ケガを治すプロとして柔道整復師という職業に出会い、大学の系列の専門学校に入学し柔道整復師を目指した。柔道整復師の免許を取得後、研修中に鍼灸の治療を体験し感銘をうけ、地元に帰って中和医療専門学校の本科に入学した。
教える際に心がけていること
専門学校とは、職業に必要な知識・技術を身につけ、資格試験合格へ導く学びの場だと思っています。卒業後に求められるスキルは単純暗記やマニュアルだけでは対応できない部分や、人間力が試される分野であり、それを生徒さんがイメージし学生生活を送ってもらえるよう、講義中にも臨床について話すよう心掛けています。
先生の講義の特徴は?
患者さんを診るにあたり「教科書通りでない若しくは、教科書に載っていない」ということは間々あります。教科書を丸暗記でなく『行間をよみ』深く理解する事を目標にし、その理解の元、色々な症状に対し臨機応変に対応できる能力の取得を目指しています。講義中に、生徒さんに沢山質問することで「多くの疑問」と「気づき」を感じてもらいたいと思っています。
あん摩マッサージ指圧師/はり師/きゅう師/柔道整復師の魅力はなんですか?
医療現場では各種検査に基づき投薬や各種療法が処方されますが、私たちは投薬することなく患者さんを治癒に導く仕事だと思います。言い換えれば病院では多くの場合検査と投薬によって治療が行われますが、私たちは私たちの評価と治療行為によって施術を行います。私たち自身が究極の商品:選ばれるもの』なのです。
多くの患者さんに必要とされるために自己研鑽に励み、評価されたときの喜びを感じることができる仕事です。地域密着であり、患者さんの生活に近い形で医療を行えることも魅力だと思います。
生徒さんには、どんな治療家になってほしいですか?
時代のニーズに応える事も1つだと思いますが、専門性を持って地域医療の一端を担って欲しいと思います、
自分の治療家としてのスキルや指導力を高めるために努力していることはありますか? それはなんですか?
専門書に限らず、一般書・雑誌や健康番組をチェックしわかりやすい表現方法や最新情報を入手するように心掛けています。興味を持った治療方法の講習会に参加し自己研鑽を行い、生徒さんにも情報を還元しています。
中和で教えていてよかったと思ったエピソードがあったら教えてください
勉強が苦手・嫌いと言っていた学生さんが努力をして国家試験に合格し、地域で活躍していることを耳にしたり、校外の講習会などで卒業生さんと同席したとき等は、懐かしくも嬉しくも思います。
趣味やハマっていることは?
愛犬(バーニーズマウンテンドック:現在45キロ)との散歩
受験生にメッセージを一言
医療を志すものにとって国家試験合格は危険行為の解除であると言われています。一般の人が行うことができない・行ってはいけないことを、適切な知識と技術をもった治療家が特別に許可された資格です。国家資格の取得は治療家としてスタートラインに立つことが許された証です。今後の研鑽に期待します。