専科(はり、きゅう科)

専科はり、きゅう科

はり師、きゅう師の育成に特化したクラスです。3年間の修業を経て卒業すると、はり師、きゅう師の国家受験資格が得られます。本科との大きな違いは、はり、きゅうの実技実習時間数の多さ。熟練教員の指導のもと、同じ校内にある附属の治療所で、外来の患者さんを相手に密度の濃い実践を積むことができます。プロとしてやって行く上で、ここでの体験は一生ものになるはずです。

この学科で取得可能な資格

はり師 (厚生労働大臣・国家資格)
きゅう師 (厚生労働大臣・国家資格)

この学科の入学データ(2023年度入学生)

男女別
年齢別
学歴別

課程学科

課程学科・募集定員・修業年数・入学資格は次の通りです。(週5日制)

課程 医療専門課程
学科 はり、きゅう科(専科)
授業時間 9:10〜14:30
募集定員 30名
修業年数 3年
入学資格 高等学校卒業

※学校行事(解剖見学実習・球技大会等)により、授業時間を一部変更して実施することがあります。
※入学資格は、高等学校卒業(旧制中学校卒業及び文部科学省令により高等学校卒業と同等以上の学力を有すると認められた者を含みます)以上です。

専科の実力教員たち

勉強しに来る格好じゃない
やる気なし学生を変えた、中和の魅力とは

本科・専科教員加藤俊亮(かとう しゅんすけ)

先輩のアップデート・ストーリー

「私にはこれがある」と胸を張れるものを
ずっと求めていました。

専科1年上田恭子さん

いくつになっても学べることに気が付いて

「私にはこれがある」と胸を張れるものがずっと欲しいと思っていました。10歳ぐらいから25歳まで頑張っていたのはダンスです。一回ケリをつけようとニューヨークに行って数週間レッスン受けてみました。レベルが凄く高くて、いろんな人がいて世界はなんて広いんだろうと。そして自分はダンスでは食べていけないとも思い知りました。

それでダンスは封印して、スポーツクラブに勤めてストレッチを教えたりしていました。クラブの利用者さんは体に不調のある方が多く、そういった方々のケアをしてあげる仕事っていいなと思い、転職したのが鍼灸院の受付でした。

院長の奥様は鍼灸の学校に通っていました。私は30歳過ぎていますが、いくつになっても学べるんだと気付かされました。すると院長先生が「国の制度を利用すれば少ない経済的負担で通えるよ」と教えてくれたのです。その言葉に背中を押され、中和を受験しました。

同じ目標を持つ仲間と励まし合っています

中和を選んだのは校舎がキレイだったことと、車でも電車でも通学できるという便の良さ。環境って重要だと思います。

私は勉強が得意なほうではないので、授業に着いて行けるかどうか不安でしたが、クラスメイトと励まし合いながら頑張っています。覚えることが多くて毎日必死です。でも同じ目標を持った仲間たちがいるので、心強いです。先生にも、わからないところを聴きに行ったり、何かと相談にのってもらったりしています。

将来についてはまだあまり考えていませんが、中和で学ぶきっかけを作ってくれた鍼灸院の院長と奥様にちゃんと、国家試験に受かりましたと報告したいです。あとは、鍼灸師になって、一人でも多くの人の不調に寄り添えるようになりたいです。

あはきは一生できる仕事なので、年令に関係なくずっと働きたいと思っています。

カリキュラム

1年次のカリキュラム

基礎分野では、患者さんとのコミュニケーションに役立つ心理学、グローバル時代を視野に入れた英語等を。専門基礎分野では、施術の基本となる人体を理解するための解剖学・生理学を習得していただきます。また、専門分野では、東洋医学基礎概論・経絡経穴概論を通じ、東洋医学の基礎概念への興味と理解を深めます。いずれも2年次以降の学びの土台を築く重要な学習です。

実技では、あん摩、はり 、きゅうの基本的手技を徹底的に反復練習することで、手技を身体に覚えこませます。

基礎分野
  • 心理学 I
  • 心理学 II
  • 保健概論 I
  • 保健概論 II
  • 統計学
  • 英語 I
  • 英語 II
専門基礎分野
  • 解剖学 I
  • 解剖学 II
  • 解剖学 III
  • 解剖学 IV
  • 生理学 I
  • 生理学 II
  • 生理学 III
  • 生理学 IV
専門分野
  • 東洋医学基礎概論 I
  • 東洋医学基礎概論 II
  • 経絡経穴概論 I
  • 経絡経穴概論 II
  • 生体観察学
  • はり基礎実習 S
  • きゅう基礎実習 S-I

2年次のカリキュラム

1年次に習得した基礎的な知識を発展させ、病理学や臨床医学総論・各論を通じて、疾病についての科学的な理解を深めていきます。医師との協力・連携による治療へのニーズが高まる昨今、これらは重要な知識です。さらに東洋医学の専門知識をより深化させると共に、臨床実習(患者さんに接して診察・治療を行うこと)を行うための「臨床実習入門」など、プロとして活動するうえで必要な能力を養います。臨床実習は1月より本校の附属治療所にて開始し、実際の臨床を通して、専門的な実技・知識を習得していただきます。また、後期より卒業論文作成のための課題研究がスタートします。

専門基礎分野
  • 運動学 I
  • 運動学 II
  • 病理学概論 I
  • 病理学概論 II
  • 臨床医学総論 I
  • 臨床医学総論 II
  • 臨床医学各論 I
  • 臨床医学各論 II
  • 臨床医学各論 III
  • 臨床医学各論 IV
専門分野
  • 経絡経穴概論 III
  • 経絡経穴概論 IV
  • 東洋医学臨床概論 I
  • 東洋医学臨床概論 II
  • 検査学概論
  • 東洋医学臨床論 I
  • 特殊鍼法 S-I
  • 特殊鍼法 S-II
  • きゅう基礎実習 S-II
  • はり,きゅう応用実習 S-I
  • はり,きゅう応用実習 S-II
  • はり,きゅう応用実習 S-III
  • はり,きゅう応用実習 S-IV
  • 臨床実習入門 S-I
  • 臨床実習入門 S-II
  • 臨床実習 S
  • 東洋総合演習 S-I
  • 課題研究 I

3年次のカリキュラム

最終学年。病院やリハビリ施設、独立開業など、プロの現場を視野に入れ、「(各種)臨床論」を通して、2年間で習得した知識・技術を実践的に深めて行きます。また、臨床実習を行うとともに、最重要課題である国家試験突破をめざし、国家試験対策授業に力を入れていきます。実技は応用実習や総合実習を取り入れ、より臨床に役立つよう進めます。また10月には2年次から続いている研究をまとめ、校内研究発表会を実施し、その成果を卒業論文集として収めています。

専門基礎分野
  • 運動学 III
  • リハビリテーション概論
  • 衛生学・公衆衛生学 I
  • 衛生学・公衆衛生学 II
  • 医療概論
  • 関係法規
専門分野
  • はり,きゅう理論 I
  • はり,きゅう理論 II
  • 現代医学臨床論 I
  • 現代医学臨床論 II
  • 現代医学臨床論 III
  • 現代医学臨床論 IV
  • 東洋医学臨床論 II
  • 総合臨床論 S-I
  • 総合臨床論 S-II
  • 社会はき学
  • はり,きゅう応用実習 S-V
  • はり,きゅう応用実習 S-VI
  • はり,きゅう応用実習 S-VII
  • 臨床実習 S
  • 東洋総合演習 S-II
  • 課題研究 II
  • はり総合演習 S-I
  • はり総合演習 S-II
  • 基礎医学総合演習 S-I
  • 基礎医学総合演習 S-II
  • きゅう総合実習

国家試験対策

専科の学生たちがめざすのは、はり師ときゅう師の国家資格取得です。本校における国家試験合格率は、第31回国家試験(2023年2月)実績で、はり師は90.1%、きゅう師も90.1%と、全国平均大きく上回る全国でもトップクラスでした。これほどの結果が出せるのは、経験豊富な講師陣が日常的に効果的な指導を行っているからです。授業時間外での指導にも意欲的なので、疑問や質問も解決しやすい環境が整っています。また、本科と同様に3年次の12月からは各教室を20時まで開放して図書室と併せて自習の場とし、国家試験間近の12月上旬と2月上旬には模擬テストも実施。3年生全員の合格をめざして、教職員一同が強力にバックアップしていきます。
・実技試験は本校を卒業することにより免除されます。
・学科試験は毎年2月最終週の日曜日に「はり師」「きゅう師」の国家試験が行われます。

はり師

本校合格率90.1%
全国合格率70.4%

きゅう師

本校合格率90.1%
全国合格率71.7%

本科あん摩マッサージ指圧、はり、きゅう科

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